グダグダなブログです。
パソコンからの閲覧がメインですのでかなりの長文です。
長文に関しての苦情は受け付けません。
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彼女は、目の先にあった角で消えた。
「いない…、消えた?」 いや、消えるわけがない。彼女は、走って階段を駆け下りたんだ。 でも、走れば音が出るはず。 僕は、階段を駆け下り、2階へと降りた。 この学校には、実習棟、演習棟がある。僕らがいるところが、演習棟にあたる場所になる。 僕は、2階へ着くと、左右を見回した。しかし、彼女の姿はどこにもない。 右側の突き当りには、図書館がある。僕はそこへ向かった。 「すぐ後ろにいるのに。」 耳元で甘い声がした。彼女のものだ。僕は後ろを振り向こうとした。 「だめ。振り向かないで。」 僕は驚き振り向くのをやめた。 「なんで--」 言いながら後ろを振り向いた。 「いない!?」 さっきまでいた彼女がいなかった。 ほんの数秒。僕は、彼女にだまされたのだろうか。 「くそっ!」 僕は、彼女をなんとしても見つけだすために学校中を駆け回った。 「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ。」 息を切らした僕は、本来の目的であった、食堂の中にある自販機の前にいた。 「結局、見つからなかった…。」 スポーツドリンクでノドを潤した僕は、その場に座り込んだ。 カタン…。。。 何かが動く音がした。 音のしたほうをみると、扉が開いている。誰か入ってきたのだろうか。 「誰かいるのか!?」 僕が叫ぶと、もう一回、物音がした。 「チッ…。」 僕はペットボトルをゴミ箱に投げ入れた時、 「あ~あ、結局、見つかられなかったね。」 彼女の声がした- PR |
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佐波コウ
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34
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男性
誕生日:
1989/11/21
職業:
高校生
趣味:
読書(マンガ中心)、ネットetc...
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