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グダグダなブログです。 パソコンからの閲覧がメインですのでかなりの長文です。 長文に関しての苦情は受け付けません。
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 高校での授業が始まった。
 一日7時間と、ふざけてるのかと思うほど長い授業。
 当然、寝るやつは多数いて、先生の注意が教室に飛びまわらないことはなかった。

 僕はというと、机上にノートを2冊広げ、片方のノートを教科書で隠しつつ授業を受けている。

 
 授業終了のチャイムとともに、生徒たちは、教科書を閉じ、帰るしたくをはじめる。
 僕は、学校の中を知りたいので、もう少し、残ることにした。

 夕焼けが廊下を赤く照らす。飲み物を買いに、食堂にある自販機へと向かった。
 その途中、女子生徒の落し物だろうか。制服についているリボンが落ちていた。

 僕は、一度周りを見渡すが、そこには誰もいない。
 僕はこう言う状況になると、目を閉じて、気配を感じ取ろうとする。
 6年生まで続けていた格闘技のせいで、そういう習慣が身についた。

 目を閉じ、耳を済ませる。が、特に気配は感じられなかった。

「それ、可愛いでしょ?」

 耳元で、柔らかい、女性独特の声がした。
「うあぁっ!?」
 体中に鳥肌が立ち、僕は勢いよく振り返った。

「こんにちは、かな?」

 そこには、僕より身長の低い、まっすぐな長い髪の少女が立っていた。
「君は……?」
「君、C組の、遠藤 琢哉(えんどう たくや)くんだよね?」
「えっ!?」
 彼女が口にした名前は、僕のものだった。
「何で知ってるの?」
 彼女が笑いながら言った。
「っ!?」
 僕が今言おうとした言葉が先に言われた。心が読まれたのだろうか?
「このシチュエーションはたいてい、そういう言葉ふぁよね。
 確かに。誰でもそういうだろう。
「答えは、”同じクラス”だから」
 僕は、クラスの風景を思い出そうとしたが、こんな少女なんか見当たらない。
「だって、今日、風邪で学校休んじゃったから」
「じゃぁ、なんで今ここに……」
「みんなのことが気になって、ムリヤリ家を抜け出してきたの」
 彼女は、くるりと僕に背を向けた。
「風邪なら、休んでなきゃダメだろ!?」
「そうなんだよねぇ。私ってそうやって無茶ばっかりしてるから倒れちゃったりするんだよねぇ」
 彼女はつまらなそうに宙を見る。
「ホントに…大丈夫なのか?」
「君のメガネに映る私は元気そうだけど?♪」
 彼女は振り返り、僕の顔を覗き込んだ。
「…顔が近い」
「女の子とこうやって会話するのは初めて?」
「じゃないけどな」
 僕は、あきれてため息をついた。
「これから学校うろつくんでしょ?」
「そのつもりだけど?」
「なら一緒に回りましょ♪」

 彼女は、僕の左手をつかむと、いきなり駆け出したので僕はこけそうになった。
「もう!しっかりしてよ!」
「あのなぁ!名前も知らないやつにいきなり手握られて、はいはいとついていくやつがいるか!?」
「あっ、ゴメン…」
「で、君の正体はいったいなんなんだ?」
「捕まえれたら教えてあげる♪」
「あっ!?おい!」

 彼女は、笑顔で駆け出した。僕は、仕方なく彼女を追うことにした。正体を知るために。
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